歯列矯正に興味があります!
裏側矯正の治療方法と特徴 (メリット・デメリット) について知りたいです!
こんなお悩みを解決します。
この記事で得られること
・裏側矯正の治療方法と特徴 (メリット・デメリット) を知ることができる
この記事の信頼性
この記事を書いているわたしは、2017年から2年間、裏側で歯列矯正を行いました。
歯科医院で聞いた先生の話や、実際に矯正をやってみて気づいたことを共有します。
近年、歯科矯正に興味を持つ方が増えています。それに伴い、患者のニーズに合わせて、様々な歯科矯正の治療方法が開発されています。
そのような中で、これから歯科矯正を始めようと考えている方は、どのような治療方法が良いのか迷いますよね。
この記事では、歯科矯正の治療方法の1つである「裏側矯正」の治療方法と特徴(メリット・デメリット)について紹介しています。
実体験を交えながらお話していきますので、よろしければご覧ください!
治療方法
裏側矯正とは、矯正装置(ブラケットとワイヤー)を歯の裏側に装着し、矯正を行う治療方法です。舌側矯正やリンガルブラケットとも呼ばれます。
最近では、小型で薄く、突起部分が少ない矯正装置が開発され、以前のような違和感や、装置が舌にあたって炎症が起きるという負担が軽減されています。
メリット
審美性が高い
歯の裏側に矯正装置をつけるため、周りの人から矯正治療中だと気づかれにくいのが最大のメリットです。
見える矯正装置に抵抗がある方やお仕事上表側の矯正ができない方には、審美性の高い裏側矯正が最適の治療方法です。
特に食事中は、表側矯正だと食べかすが矯正装置に挟まっていないかどうしても気になりますが、裏側矯正の場合はそのような心配がありません。
わたしも矯正をしていることを自ら言わない限り、気づかれることはありませんでした!
矯正中の虫歯トラブルになりにくい
唾液には静菌作用や殺菌作用があります。
歯の裏側は、常に唾液が循環している状態のため、矯正装置が原因による虫歯はなりにくいと言われています。
万が一虫歯になった場合、矯正中は歯に装置をつけているため深刻なものでない限り、虫歯の治療は控えるそうです!
舌癖を矯正することができる
出っ歯の方の多くは、舌で前歯の裏を押してしまう癖があります。矯正装置が外れた後も、この舌癖が治らないと舌の力で徐々に前歯が押し出され、後戻りしてしまうリスクがあります。
裏側矯正は、歯の裏側に矯正装置があるため、必然的に舌が正しい位置(前歯の根本から上顎あたり)に矯正されます。裏側矯正が舌のトレーニングにもなり、舌癖が治ることで、装置が外れたあとの後戻りのリスクを軽減することができます。
デメリット
表側矯正の装置よりも費用が高い
一般的に、裏側矯正は表側矯正よりも費用が高い傾向にあります。
歯の裏側は表側に比べて、凹凸で複雑な形をしているため、表側の矯正装置とは異なり、一人ひとりの歯に合わせて装置をオーダーメイドで作っているためです。また、裏側矯正はコントロールが難しいため、より高度な技術とワイヤー調節に手間がかかるため費用が高くなります。
わたしが複数の歯科院でカウンセリングを行なったところ、一番オーソドックスな表側矯正に比べて、裏側矯正は1.3~1.5倍ほど料金が高かったです!
発音がしづらい
舌を歯の裏側に触れて発音する言葉は、矯正装置が妨げになり、慣れるまで発音が不明瞭になることがあります。日本語では「さ行、た行、ら行」、英語では「th、l、r」の発音に影響がでやすいようです。多くの方は、約1~2カ月で装置に慣れ、改善されますが、意識的に発音の練習をする必要があります。
わたしも装置に慣れたら、発音のしづらさが軽減されました!
歯磨きがしづらい
歯の裏側は凸凹している上に、さらに矯正装置が装着されているとブラッシングがしづらくなります。
また、表側よりも裏側は見えづらいため、鏡を使うなど工夫をしなければ、十分に歯を磨くことができているか確認しづらいです。
裏側矯正は唾液の殺菌作用により、虫歯になりにくいと言いましたが、きちんと磨き残しがないように歯磨きを行わなければ、もちろん虫歯になるリスクはあります。
わたしは矯正をきっかけに歯への意識が高まり、しっかりと磨くようになりました!
矯正中の歯のお手入れに役立ったアイテムをこちらの記事で紹介しておりますので、よろしければ参考にしてみてください。
まとめ
裏側矯正の主なメリットとデメリットを挙げました。
その他、「裏側矯正ができない症例がある」「表側矯正よりも治療期間が長くなる」などといった意見がありますが、高性能の矯正装置の開発や技術の向上により、矯正効果は表側と変わらないほどになっています。
しかし、裏側矯正の治療には高度な技術と豊富な経験が求められるため、慎重に医院を選び、信頼できる歯科医に治療をしてもらうことが重要です。
当記事をお読みいただきありがとうございました!それぞれの歯列矯正の方法には、メリットとデメリットがありますので、両側面から検討し、自分に合う治療方法を見つけてください。